自家製味噌作り
楽しい味噌作り♪
2年ぶりに、お味噌を仕込みました。
今まで2度、味噌作りベテランの友人に便乗して作っていたのですが、今年は私と同じくビギナーの友達と夫と一緒に、初めて自宅で味噌作りをしました。
まず、一晩水に漬けておいた大豆を下茹で後、すごい量の大豆を少しずつ圧力鍋で柔らかく茹でるのですが、実はここに一番時間がかかります。
一度に沢山茹でようとすると、圧力を抜く時にすごい事になるので(失敗経験者)、2つの圧力鍋で少しずつ、何度も何度も…
そして次に柔らかくなった大豆を潰すのですが、この時に大活躍するのが「ミンサー」という、ミンチにする為の道具。
これでお肉なんかもミンチにできます。
これは持ってないので、ベテランの先生に借りてきました。
ラーメンみたい〜(笑)
これも量が量なので(今回は全部で25kg分)結構疲れます(^^;)
そしてひたすら全部潰したら、麹と塩を加えてひたすら混ぜ混ぜ。
これも、なかなか力仕事。
ところで、合わせ味噌って何と何を「合わせ」たものか、ご存知ですか?
私は自分で作ってみるまでは、赤味噌と白味噌を合わせたものだと、ずっと信じて疑いませんでした。
ところがどっこい、ベテラン先生に材料の事を聞いて目から鱗!
米麹と大豆で作るのが「米味噌」で、麦麹と大豆で作るのが「麦味噌」。
米麹と麦麹と大豆で作るのが、「合わせ味噌」なんですね〜!
今回一緒に作った友達と夫も私と同じように思っていたらしく、私だけじゃ無かったんだとちょっと安心。(笑)
さて、ちょっと脱線してしまいましたが、いよいよ次は味噌作りの醍醐味(?)、樽にどんどん詰めていく作業です。
これくらいにまとめた種を、ボールを投げつけるように、バシッ!!!と。
これは空気を抜く為に投げつけるのですが、ストレス解消にもなりますね(笑)
そして詰め終わったら平らにならし、最後に表面を覆うように古味噌を塗ります。
古味噌(既に熟成されている味噌)を塗るのはベテラン先生の教えで、湿度の高い屋久島では数ヶ月熟成させている間にカビてしまう事が多いので、色んな方法を試した結果、こうするのが一番良かったとの事。
おかげで、暑い夏を越す間も一度も開けませんでしたが、カビ知らずでした。
ベテラン先生ありがとうございます!
こうして朝から夕方までかかり、無事仕込む事ができました^^
買った方が安いくらいで手間もかかるのに、わざわざ作る理由は、やっぱり美味しいから。
「てまえみそ」とはよく言ったもので、自分で作った味噌は何というか、とても深〜い味わいで、細胞レベルで身体が喜んでいる、という感じ。
半年ほど熟成された味噌で初めて作った味噌汁はまさに、五臓六腑に染み渡ります。
我が家は毎日お味噌汁を飲むので消費が早く、20kg仕込んでも1年もたないので大量に仕込むのですが、少しなら仕込みもそんなに大変ではないので、まだ作られた事がない方は自家製味噌に挑戦してみてはいかがでしょうか?
因みに私が毎回材料を買っているお店はというと
池田屋醸造さんという、熊本県にある江戸寛政四年(1792)から続く老舗です。
出来上がり量が何キロの場合、材料に何がどれくらい必要か計算できるようになっていたり、本当に手軽に作りたい人向けに、混ぜるだけのセットも販売されていて、わからないことは電話すれば親切に教えて貰えるので、初めての方にもおすすめです!